日曜日

H340でWD20EARSを使う

AcerのWindows Home Serverな4ベイNAS、Aspire easyStore H340。HDDを増設しました。
買ったのはコストパフォーマンスの高い2TBの大容量HDD、WD20EARS(Western Digital)。ドスパラで8,480円(送料無料)。GB単価5円切る時代なのですね。

WHSではWD20EARSはそのままでは使えない

このHDD、安いのはうれしいんですが、Advanced Formatという新テクノロジーが使われていて、古い(Vistaより前の)Windowsで使う場合には一手間かけねばなりません。そのままでも使えなくはないけど、アクセス速度が遅くなるそう。
Windows Home Server(WHS)は「古いWindows」に当たりますので、対策が必要です。

対策方法は2種類。(どちらか一方だけでOK)
  1. ジャンパピンを挿す
    HDDにピンを挿すだけなので手っ取り早いです。
    ただし複数のパーティションを切る場合には使えません。また、当たり前ですがジャンパピンが必要です。ピンはHDDには付属していないので、どこからか調達してくる必要があります。
  2. WD Alignというソフトを使う
    HDDのメーカー(Western Digital社)が無料配布している「WD Align」というソフトを使うと、HDDを古いWindows向けに最適化してくれます。
    こちらの方法は、複数パーティションでも大丈夫。ただしHDDは、このソフトを実行するPCにSATAで接続される必要があります。USB接続ではダメです。

WHSの増設データドライブは1パーティションですので、どちらの方法でも行けます。
今回は手元にジャンパピンがなく買うのも惜しかったので、(2)のWD Alignを実行してみます。

WHSでWD Alignをそのまま実行すると危ない

ここでWHSでWD Alignを実行する場合の注意。
WD AlignをWHS上で何の気なく実行すると、データを失うおそれがあります。

と言うのも、WD Align(のWindows版)は、「ドライブレターが割り当てられていないパーティションに、勝手にドライブレターを割り当ててしまう」という余計なお節介を働くのです。これがWHSのデータ領域の整合性を破壊する可能性があります。

実はWD Alignには、Windows上で実行するタイプの他にCD起動タイプもあって、こちらであればデータ領域が壊れる心配はないのですが、残念ながら光学ドライブのないH340では使えません。
USBで光学ドライブを接続することはできますが、だとしてもH340にはディスプレイ出力がないので、起動したWD Alignの操作ができず手詰まりです。

ではどうすれば?
解決方法は2通りあります。

  1. 別PCで最適化する
    手順はざっくり次のとおり。
    1) 物理的にHDDを取り付ける
    2) WHSコンソールの「サーバーの記憶域」でHDDを追加(HDDのフォーマットとパーティション作成が行なわれる)
    3) 一度WHS機からHDDを取り外す
    4) 取り外したHDDを別のPCにつなぐ
    5) そのPC上でWD Alignを実行(Windows版でもCD起動版でも可)
    6) HDDをWHS機に戻す

    この方法は簡単ですが、HDDは“別のPC”とはSATAで接続しなければなりません。
    ウチにはノートPCしかないので、SATA接続は(無理とは言わないにしても)いろいろケーブルとか必要ですし、かなり面倒。
  2. WHS上で(ドライブレターを振られないように)WD Alignを実行する
    というわけでもう1つの方法。こちらの方法のほうが少々ややこしいですが、SATAを自由に使える別のPCが用意できないときは、こちらの方法のほうがラクかも。手順は以下で説明します。

WHSでWD Alignを問題なく実行するには

手順は2chスレ「Windows Home Server その9」に書かれていたとおりです。
作業はWHS機にリモートデスクトップでつないで行ないます。

  1. WDのサイトから Acronis WD Align をダウンロードしてインストール
  2. 普通にHDDを追加します。
    つまり、物理的にHDDを取り付けて、WHSコンソールから当該HDDを記憶域に追加します。
  3. 当該HDDを“使用中”の状態にします。簡単で確実なやり方としては、C:\fs\ の中にある、当該HDDに割り当てられているフォルダを、エクスプローラー上で開きっぱなしにしておきます。
    WD Align(1)HDDを使用中に
    ↑の画面写真の例では、C:\fs\ の中には4つのフォルダがあり、「10」「S」「X」という3つのフォルダはアイコンがHDDとなっています。このフォルダの1つ1つが各HDDと対応しているようです。
    HDDを取り付ける前にこのフォルダを確認しておけば、「以前は存在しなかったフォルダ」が新しく取り付けたHDDに対応するフォルダになりますから、そのフォルダ(私の場合は「10」)を上の画面写真のように、エクスプローラーで表示したままにしておきます。
    どのフォルダがどのHDDに対応してるかなんて分かんないよ…という場合は、エクスプローラーをHDDの台数分開いて、各フォルダをそれぞれ開いておけば、どれかが当たるでしょう。
  4. WD Alignを起動して、「最適化されていない配置パーティション」を選択。
    WD Align(2)HDDを選択
    ↑の場合は「ディスク2」ですので、このチェックボックスをチェック。
  5. 「次へ」を押して、確認画面に青字で「再起動が必要」と表示されていればOK。
    WD Align(3)再起動が必要
    「再起動が必要」の表示がない場合は、HDDが使用中になっていません。いったんWD Alignを終了して、エクスプローラーで C:\fs\ 以下のフォルダをちゃんと開いて再挑戦です。
  6. 進めると再起動を要求されるので、再起動します。
    WD Align(4)再起動
  7. 再起動後、念のため、WHSコンソールの「サーバーの記憶域」で、HDDがWHS的に正しい状態かを確認しておきましょう。
    また、WD Alignを起動して、ちゃんとWD Alignが実行されたかも確認しておきます。
    WD Align(5)完了

まとめ

モニター出力のないH340でも無事にWD20EARSを使えることが分かり、一安心です。
このHDD、5400rpmと3.5インチにしては低速ですが、NASとして使うなら充分ですし(ネットワーク速度が追いつかないので7200rpmの必要はありません)、発熱などを考えるとむしろ好都合です。GB単価4.2円、いい買い物でした。

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