2023-12-18

Windows 11 ProからHomeに戻すには

Windows 8のプロダクトキーはもう11には使えない

Windows 11 Home のノートPCを買いました。
PCを買い替えたら欠かせない恒例行事が Windows 8 Pro のプロダクトキーを使った Pro へのアップグレード……なのですが、エラーになってしまいました。

そういえば Windows 7/8 のプロダクトキーでの Windows 10/11 のアクティベートが終了というニュースを見たのを思い出しました。
このキーは Windows 10 で使っていたこともありますが、だからといってキーに紐づくライセンスは 10 Pro に変更されたりはせず、「8 Pro のプロダクトキー」のままなのですね。

使えなくなったのは残念ですが、このキーは11年前に1,200円で正規に購入したもの。元は取りました。十分すぎるほど。

Pro から Home、簡単には戻せない

考えてみたら最近は Pro が欲しいことってめっきり減りました。大抵は Home で事足ります。たまーにリモートデスクトップを使いたくなりますが、代替手段はいくらでもありますし。
なので今回は Home のままで行くことにしました。

ですがこのまま使うわけにはいきません。
Pro にアップグレードできなかったのだから Home のままかと思いきや、エディションの表示は 未認証の Pro となっていました。Pro にアップグレードしたがプロダクトキーが無効のためアクティベーションできていない状態、ということのようです。
Home で使うなら Home に戻さなければなりません。

とりあえずプリインストールされていた 11 Home のプロダクトキーを入れ直してみましたが受け付けてくれません。プロダクトキーでの Home へのダウングレードはできないようです。
仕方ないので工場出荷状態にリカバリしてみましたが、それでも未認証の Pro のまま。SSD内のリカバリイメージも Pro にアップグレードされてしまったのでしょうか。

最後の手段、MicrosoftのサイトからOSイメージをダウンロードしてきてインストール。素の Windows なのでMS製以外のドライバやプリインアプリも消えてしまいました。入れ直すの面倒だな~と凹みつつエディション表示を確認して見ると、いまだ Pro(未認証)。どういうこと?

初期化してもダメだなんて、これはもう詰んだ? 11 Pro のライセンスを買うしかない? いや前のOSが残った状態でインストールしたのが良くなかったのであって、SSDを一度フォーマットしてから入れ直せば行けるか? と焦りながらいい方法がないか探してみたら、見つかりました。最初からそうすれば良かった。

レジストリを編集してから Windows を上書きインストールすれば Pro から Home に戻せる

詳しくはデータを引き継いでWindows 11 ProをHomeにダウングレードする方法に書かれているとおりですが、簡単な要約を記しておきます。
  1. レジストリ HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ の下記値を書き換え。Windows「10」のままで問題ありません。
    • CompositionEditionID: Enterprise → Core
    • EditionID: Professional → Core
    • ProductName: Windows 10 Pro → Windows 10 Home
  2. HKLM\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ にも同じ値があるので3つとも同様に書き換え。
  3. レジストリを書き換えたら念のため再起動したくなりますがダメです。一部の値が戻ってしまいます。
  4. Microsoftのサイトから Windows 11 のISOファイルをダウンロード。DVDやUSBメモリに入れる必要はありません。
  5. ISOファイルを開き(仮想ドライブにマウントされます)、setup.exe を実行。
  6. 「インストール準備完了」ダイアログで「Windows 11 Home をインストール」と表示されていることを確認して進行。

この方法で無事 11 Home に戻りました!
最初からこうしていれば、ドライバやプリインアプリも、データさえも保持したまま Home に戻せたようです。最初からこうしていれば!

2023-12-13

光コラボの事業者変更当日、ネットを止めないためには先にIPoEからPPPoEに変えておく

光コラボの事業者を変えてみることに

自宅のインターネット環境をVDSLから光ファイバーに変えて1年になります。
通信できているときの速度には不満はないのですが、たまにパケ詰まりのような現象が起きます。光なのに。IPv6なのに。
日に数回程度とはいえ、詰まると数十秒~数分はつながらなくなるため、スマホの場合はWi-Fiから4Gに切り替えることもしばしば。光なのに。自宅なのに。

ルーターが悪いのかと思い色々設定を変えてみましたが改善せず。
あとは回線事業者を変えてみるという手もありますが、手間だし、なにより何日かネットが使えなくなるのは困るし。
と思いきや、NTT東西の光アクセスを用いた「光コラボ」や「フレッツ光」サービスの場合、工事なし・停止時間なしで事業者を変えられるとのこと。

というわけで試しに乗り換えてみることにしました。

【旧事業者側】事業者変更承諾番号を取得するだけ

旧事業者側で必要なことは「事業者変更承諾番号」の取得だけ。携帯電話で事業者を乗り換える際にMNP番号を取得するのと同じ感じです。
事業者にもよるでしょうが、私の場合はマイページからすんなり取得できました。

なお、旧事業者側で新規キャッシュバック等のキャンペーンを受けている場合、権利が失効しないかは確認したほうがよさそう。

【新事業者側】事業者変更を申し込む

新事業者側でも手続きはシンプルで、事業者変更を申し込むだけ。
携帯電話では新規よりMNPのほうが特典が多いですが、光の場合は事業者変更のほうが特典は控えめなのですね。

申込時に、開通希望日を指定します。
何営業日かして開通日確定・工事なしとの連絡が来ました。

【開通当日】ダウンタイムはないはずがネットがつながらない?

開通当日。朝9時過ぎにネットがつながらなくなりました。
あれ? 事業者変更ではダウンタイムがなくネットを使い続けられるはずでは? 10時からオンライン会議なんだけど……。

とりあえずスマホのテザリングで乗り切りながら、ネットで調べたりルーターの設定を変えてみたり。
結果、以下のことが分かりました。
  • 光コラボの事業者変更ではネットが不通になることはない。IPv4(PPPoE)の場合は
  • IPv6は数日間使えなくなる
IPv6接続は、まず旧事業者で使えなくなって、その後、新事業者側で作業が完了してからやっと使えるようになるようです。
その間の何日間かは利用できません。

いっぽうでIPv4は、新事業者側で利用可能になってもしばらくは、旧事業者でも利用可能なようです。
なので、ダウンタイムなしでネットを利用するには、次のようにする必要があったのです。
  1. 事業者変更の当日朝、ルーターの設定をIPoEから(旧事業者の)PPPoEに変更しておく
  2. 親事業者のIPv4が開通したら、とりあえず新事業者にPPPoE(IPv4)でつなぐ
  3. 新事業者のIPv6が開通するまでの数日はIPv4で過ごす
  4. 新事業者からIPv6の開通連絡が来たらIPoEに切り替える
何日かかるかは、旧事業者や新事業者にもよるでしょうし、間に休日を挟むかにもよりそうです。

IPv4環境が事業者によってこんなに違うとは……

開通当日、まだ新旧両方のPPPoE(IPv4)が使えたので、両方でスピードテストをしてみました。
左が旧、右が新。
30倍近い差……!
新のほうが体感で分かるほど遅いとは思っていましたが、まさかの1桁Mbps光とは思えぬADSL時代の通信速度です。
もしかして…事業者選びに失敗した……?

いえ、v4はつなぎです。大事なのはv6環境です。
ドキドキしながら新事業者からの開通連絡を待つことにします。

2日後、v6開通

2日後の夕方、v6の開通連絡が来ました。
ルーターの設定を切り替えねば…とルーターの管理画面を開いたら、いつの間にかPPPoEのままv6でつながっていました。
でもPPPoEよりIPoEのが快適だという話ですし、どれくらい違うのかスピードテストしてみました。
左がPPPoE、右がIPoE。
……あれ? IPoEのが遅い…どういうこと……。

とは言えPPPoEだとv6が速くてもv4がアレなので、IPoEにせざるをえません。
まあ3桁出ていれば困ることはないですが。

その後しばらく使ってみて

ISPによる違いって大きいんだなと思わされました。
旧ISPで悩んでいたパケ詰まりのような現象はなくなりました。
ただ、現ISPは混雑時に明らかに通信が遅くなります。平日21~24時頃が顕著。
水曜22時の数字です。7.46Mbps! ここまで遅いと普通に体感できます。
乗り換え特典をもらったら早々によそに乗り換えたいです。次はどこにしよう……。

2022-09-11

深圳発送の荷物が日本に届くまで何日かかる?(2022年9月版)

深圳から日本まで17日ほどかかった

久しぶりにeBayで買い物をしました。深圳(深セン)から発送されて日本に届くまで17日ほどかかったのでメモ。
eBayに記載されていた到着予想日は9月6日~26日だったところ9月9日に届いたので、早いほうなのかもしれません。

配送状態の追跡ができるサイトはいろいろありますが、Trackingmoreというサイトが情報が多かったです。

8/22 eBayで購入
8/23 販売業者から出荷
8/24 Shenzhen International BuJi Sorting Center に到着・発送
8/25 Shenzhen International YouJian Processing Center (深圳国际邮件处理中心)に到着・発送
8/29 航空会社に引き渡し
9/05 航空機で輸送
9/07 国際交換局(川崎東郵便局)に到着
9/08 通関手続
9/09 川崎東郵便局を出発

8/29~9/5の間、深圳市の一部で新型コロナ対策によるロックダウンが行われていたようですが、その影響があったかどうかはわかりません。

2022-08-30

楽天モバイルから切断型MNP転出はできない、とのこと

切断型MNPができるのは3大キャリアのみ?

タイトルで書いたことがすべてなので、本文はまるまる余談みたいなものです。

楽天モバイルの0円期間が今月末で終わるので、いよいよ解約することにしました。どこかいいところがあればMNPで移るのもありかなと探してみましたが、ピンと来るものに巡り会えず。
もし切断型でMNP番号を発行してもらえるなら、解約は月内に済ませて、月をまたいだ今週末に量販店を覗いてみようかと思い立ちました。(先週末にも見て Galaxy Flip3 の要返却23円があれば行こうかと思ったのですが、新宿は品切れでした)

通常のMNP転出(継続型)
MNP番号発行後も回線を継続利用可能。転出先で契約が成立した時点ではじめて転出元が解約となります。期限内に転出が成立しなかった場合は、元の回線を引き続き利用可能。
切断型のMNP転出
MNP番号発行と同時に転出元は解約となり、ただちに回線は使えなくなります。期限内に転出が成立しなかった場合、その電話番号はもう利用できません。

チャットサポートで確認したら、楽天モバイルでは切断型のMNP転出に対応していないとのこと。
まあ仕方ないかなと思います。提供するサービスの内容を絞って料金を安くするというのも大事な戦略。
切断型MNPを選べるのは3大キャリアの地味なメリットですね。(3大キャリアでもサブブランドは対応可否が分かれるようですが)

2022-08-21

いよいよGalaxyでAndroid 12L市場投入開始。Microsoft Surface Duoへのアップデートは?

Android 12L を Galaxy Z Fold4 が世界初搭載

OSとしてのAndroid 12Lが完成してGoogleからリリースされたのが今年3月
以来、いくつかの端末メーカーが対応作業を進めて来たのだと思いますが、ついに市場投入が始まりました。
第1弾はサムスンのGalaxy Z Fold4。Foldシリーズは世界で一番売れている折りたたみAndroid端末でしょうから、納得ではあります。

Microsoft Surface Duo(初代)に Android 12L が来るかはまだ不明

さて、うちのMicrosoft Surface Duo。
現行機種であるDuo2にはさすがに12Lのアップデートが来るでしょうが、Duo初代にも12Lが来るという噂が以前ありました。
期待しすぎないようにしつつも楽しみにしているのですが、その後その話はどうなったかな? と調べてみたところ――特に新情報は出てきていない模様。

Surface Duo、電子書籍を読むにはとてもいい端末です。本を読むという用途に限って言えば、画面がもっと大きければさらに良かったとも思います。が、このコンパクトなサイズ感はこれはこれで。手に馴染みつつも安っぽさを感じさせないのは、開いたときの薄さゆえでしょうか。
とは言え。普段づかいのスマホとしては無理がありますし、普段づかいのタブレットとしては小さい。今のところ他の用途には使えていません。正直12Lが降ってきても、本を読むだけだと恩恵を実感できるかどうか。

12Lで使い勝手が改善されて、読書以外にも活躍できるようになってくれたら御の字。どう変わるか(もしくは変わらないのか)楽しみです。

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